ナムジャイブログ
| ナムジャイブログを無料で作る!
| ヘルプ
ブログポータルサイト「ナムジャイ.CC」 › LOVELOVE THAILAND › BOOKS

2009年05月24日

プラクルアンっていいんじゃない!?



大久保のアジア・スーパーというタイ食材の店に行ってまいりました
お目当てはタイ・ミュージックのVCDです
タイで売り切れになっているVCDの在庫があったりしないかなと思って行ってみたんですが、ダメでした(^_^;)
まあ、在庫数が少ないから無理ですね・・・
でも、代わりに見つけたのがこの雑誌です



タイで人気のあるお守り、プラクルアンの雑誌のようです
このプラクルアンのことを全く知らなかったときは、ヤワラーを歩いていると暗い歩道でやたらと売っているので何なんだと思っていたんです
前々回にバンコクに行った時は、プーカオトンの近くのワット・ラチャナダーというお寺の境内にプラクルアンを売る店が集まっているというので行ってみたんです
でも、何がなんだかさっぱりわからず何も買わずに帰ってきてしまいました

その後、バンコクの邢泰記という古いお茶屋でプラクルアンの品評会みたいなのをやっているのを見たり、日本でもプラクルアンを売っているサイトを発見して解説を読んだりしてだいぶ興味がでてきたところだったんです(^^ゞ

この雑誌、中身はプラクルアンのいろいろな販売店のカタログでなりたっているような感じです
でも、さまざまなプラクルアンを見るだけでなかなか楽しいんです(^_^)

とりあえず欲しいなと思うものを4点選択してみました


1番目はタイらしい美しい仏像です
でも、この形でペンダントにできるのかしら?


2つ目はこれ
ペンダントとして見栄えのいいのも欲しいでもんすね



三角形のもひとつ欲しいところ
青いのは銅の地金が錆びているのでしょうか?


こういうタイプはモヘンジョ・ダロの発掘品みたいでいいですね(^_^)
仏像の下に何種類かの動物が彫られているなかのひとつのようです
神話を表しているのか、それとも誕生日のお守りとか?

いくらくらいなのか?
千円くらいで買えるといいですけど・・・(^^ゞ
さて、次のバンコク行きの楽しみができましたぞ  

Posted by kimcafe at 23:27Comments(8)TrackBack(0)BOOKS

2009年05月05日

タイの僧院にて 青木保



実に懐かしくも貴重な本です
メナムの残照(クーカム)が初めて読んだタイの小説で、この「タイの僧院にて」は初めてタイの文化に興味を持つことができた本でした
著者の青木保は文化人類学者で、チュラロンコン大学留学中の1972年8月から約半年間、バンコクの王立寺院ワット・ボヴォニベーで一時僧となって過ごした体験を書いたものです
内容はかなり硬いものですが、非常に興味深く面白く読むことができました
なにより著者のタイ仏教への深い愛情が随所に感じられ、それがとても気持のよいものでした
また僧院での僧たちの生活が生き生きと描かれ、禁欲や修行にはとんと縁のない私でもタイの寺院生活に惹かれるものがありました
この本によっておよそ馴染みのないタイの仏教用語もいくつか覚えました

ビンタ・バート=托鉢、毎朝、僧は托鉢用の鉢(バート)を持って托鉢に出かけます
街角には僧に食べ物を捧げる(サイ・バート)ためにひとびとが待っています
現在でもその優美な、驚くべき習慣は続いています

サイ・バート=鉢に入れる(?)、僧に供え物をすること

ニーモン=僧を招き、接待するときだけに使う言葉だそうです

タン・ブン=徳を積む、一般のひとびとにとって重大な関心事はタン・ブンしてサワン(地上天国)に行ったり、禍を避けることだそうです

そのために、サイ・バートしたり、僧を接待(ニーモン)したりします
最大のタン・ブンは僧になること、次が寺を寄進すること、女性にとっては息子を僧にすることだそうです

青木保が修業したワット・ボヴォニベーは、安宿街で有名なカオサン通りの近くにあります(注:カオサンの西側の寺はワット・チャナソンクラム、ワット・ボヴォニベーはカオサンからタナオ通りを左折して右側)
昔、カオサンに泊まった時にこの寺を見に行ったことがあります
一時僧たちが午後の禁食の時間に腹を空かせながら魚に餌をやった寺院内の運河の魚や亀も見ました
改めて、黄ばんだ「タイの僧院にて」を読み返して見ると、寺院の中の構造が詳しく書かれ地図もあります、大蛇が隠れていたという木はどの辺だったんでしょうか?
もう一度、ワット・ボヴォニベーを訪れて青木保が泊まったクティ(庫裏)やビンタバート(托鉢)の路も確かめてみたいものです

昔、シーロムの市場でサイバートしたのも「タイの僧院にて」の影響でした
ホテルのフロントで「サイバートしたい、タンブンしたい」と本で覚えた単語を言うと、「それなら市場へ行け」と言われたのでした





翌朝早く、シーロムの通り市場通りに行くと、お坊さんたちが托鉢をしていました
近くの総菜屋でまた「サイバートしたい」というと、お供え用の食事セットを作ってくれました
手真似でご飯・スープ・おかずのセットをビニール袋に入れ10セットでいくらということでした、高くはなかったと思います
タイ人は総菜屋を自宅用にだけでなくサイバートにもよく利用するんでしょうね
お盆は貸してくれました、食物の入った盆をもって総菜屋の前に立っていると、私の前にもお坊さんがきました
見よう見真似でワイをして、食物セットを鉢に入れます
その間はお盆は誰か持っていてくれたのか、それとも台にでも置かせてもらったのでしょうか? 楽しい思い出です

そういえば、当時、ニーモン(僧を招いて接待する)もやりたいと思ったんです
青木保がスック(還俗)してバンコクで住んだアパートのお手伝いさんが信心深い女性で、僧修行を終えたばかりの青木保をとても信頼してくれたそうです
彼女が故郷スパンブリの僧を呼んで彼の部屋でニーモンしたいというので許可したところ、アパートの多くのメイドたちが同郷でニーモンに集まったこと、おかげでアパートのタイ人みんなから信頼されるようになったこと
後にスパンブリの巨大な仏像がある寺に行くと、最初にニーモンに呼ばれた僧が意外にも大僧正であり、もらった金メダルを見て周りのタイ人が驚嘆したこと
今、読み返すと当時よりさらにいきいきと情景がわかる気がします

さて、サイバートにニーモンです
サイバートはカオサンにでも泊まった時にできるでしょう、問題は朝起きられるかだけ・・・(^^ゞ
ニーモンは少し難しいですが、自分でやるのでなくタイ人と知り合いになってニーモンに参加させてもらうのが手っ取り早いかな・・・
サイバートでなくビンタバート(托鉢)の方もぜひやってみたいんですが、僧修行は・・・うーん、難しいでしょう(^_^;)
タイ語もわからんのにパーリ語の経文なぞ絶対に覚えられません
1週間体験コース(体験托鉢付)とかあれば行くかも知れません

そうだ、日本にもこんなのがありますよ→永平寺の体験修行

「タイの僧院にて」では自分を落ちこぼれの文化人類学者のように書いている青木保ですが、今は文化庁長官です→文化庁長官あいさつ

いやあ、さすがにいいこと言っているような気がしますが(^^ゞ
この方が文化庁長官であるということは、日本・タイ両国にとってとても幸いなことではないでしょうか



  

Posted by kimcafe at 14:59Comments(2)TrackBack(0)BOOKS

2009年04月13日

メナムの残照(クーカム คู่กรรม)角川文庫版





メナムの残照(クーカム คู่กรรม)の角川文庫版を図書館で取り寄せて読みました
相当昔に読んだ覚えがあるのですが印象は全く残っておらず、特に最近は他の小説もほとんど読まないのですが、はっきりいって非常に面白かったです
チンタラー版やトンチャイ版の映画も興味深かったですが、原作の方がさらによかったです
作者のトムヤンティは優れた小説家だと思います

小説の内容や背景などはこちらを参照ください→メコン圏現地作家による文学 「メナムの残照」

■原作を読んで感じたこと、気付いたことをいくつか書いてみます

1.日本語訳出版は1978年であった
ということは、私が高校生の時ではなくてもっとずっと後でした、うーむ、思い違いですね・・・(^^ゞ

2.日本軍からガソリンを盗んだ二人への罰は水責めと書きましたが、ガソリン責めだったんですねえ!これは残酷ですよ





3.本にある地図によればアンスマリンの家と小堀のいた造船所はピンクラオ橋の対岸辺りです
確かトンブリ側の橋のたもとは公園のようになっていて、北側がチャオプラヤ・エクスプレスの桟橋、南側に渡し船の桟橋(ター・ティアン行き)がありました
アンスマリンが母親と舟を漕いで果物を売りに行くのがター・ティアンの市場ですから、当時の交通と似ているんですね
今度、アンスマリンの家の近くやバンコク・ノーイ旧駅の辺りをゆっくり回ってみたいです

4.チンタラー版は原作に近く、トンチャイ版(映画)にでてくる日本関連のシーン(日本の回想、海軍仲間との出来事など)は一切でてこない
ただし、完訳本にはあるのかも知れませんが・・・

5.アンスマリンの衣装棚に隠れていた捕虜を見つけた小堀が見逃す時に言った言葉は「文明人と言われる者が、女性の衣服の陰にかくれているのは見ものです。日本では威厳をなくしたものは生命を失ったも同様だと言われています。死者を殺すのは無意味なことでしょう」でした

6.バンコク・ノーイでの小堀の死のシーン、軍医が去って二人になってから最後の時まで4ページ(実質3ページ)、時間にしたら永くて15分位ではないでしょうか?
ところが、ベンツ・ポンチッタ版ではこのシーンだけでラスト1本(50分)を丸々費やしています

7.クーカム คู่กรรม の意味は「運命の相手」だとか、アンスマリンの母とルアン、アンスマリンと幼なじみのワナス、アンスマリンと小堀、アンスマリンとその子供、それぞれが運命の相手なのでしょう
母親がいう「世の中には善人も悪人もない。人はその環境によって、善か悪か、どちらかの面だけを表面に出して振る舞っているに過ぎないのに・・・」、これが作者トムヤンティの基本的な考え方なのかも知れません

■疑問点
1.捕虜が隠れる小屋のある果樹園を「外人果樹園」と書いていますが、外人=ファラン=グアバのことではないんだろうか?

2.アンスマリンが行っている大学はチュラロンコン大学でしょうか?

  

Posted by kimcafe at 00:01Comments(3)TrackBack(0)BOOKS